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2008年12月16日火曜日

「老老介護」から「認認介護」という新たな問題

老老介護が進んでいく中で、新たな問題が発生してきました。

認知症の高齢者を介護している高齢者までが認知症にかかってしまう、いわゆる「認認介護」の状況が増加しているのです。

日本では、85歳以上の高齢者の約27.1パーセント、約205万人が認知症だそうです。

その数は増え続け、10年後には1.5倍になるといわれています。

家庭という密室の中で、認知症はいつのまにか進み、気づくのが遅れる場合が多いといいます。

家族も離れて暮らしているので、その症状に気づきにくいのです。
本人も、そのような意識はありません。

認認介護の状態になっていることを、周囲に気づいてもらえないまま配偶者の死を迎えてしまうこともあります。

このような場合、そのショックから、さらに認知症が進行してしまいます。

また、悪徳商法にあいやすいという問題もあります。
認認介護による虐待事件も起こっています。

このように、さまざまな問題を引き起こす認認介護。

認認介護への対策は、まず認知症を早期に発見することです。

軽度の認知症の場合は見落とされることが多いので、注意が必要です。そして、気づいたらすぐに治療に入らなければなりません。

また、地域での支援が重要です。
近隣関係など、人と人とのつながりは希薄化していますが、このつながりが何よりも大切なのです。

迷惑をかけたくないという思いから、なかなか周囲に相談しにくいのではないかと思いますが、助けを借りることは不可欠です。

やがり、高齢者が困ったとき、いつでも助けを求められるような環境づくりが大切なのではないでしょうか。

地域の人々と話すことは、高齢者の認知症対策にもなります。

高齢者の認知症予防には、適度な食事、適度な運動が欠かせませんので、ケアに当たるご家族の配慮もたいへん重要になります。